田井直樹の作品 01

[混沌の思いから]

この頃になってやっと自分の活動が「萌黄」の活動ペースに追いついてきた感じがします。
昨年の暮れ辺りまでは、自分の写真の過去を振り返りながら、脳みその中に無造作にほうり込まれた意識や感性や知識を部分的に取り出しながら整理がつかず、価値基準の定かでないままにヤミクモにもがいてきた状態でした。
自分の活動の中に、何の価値も見出せず、「萌黄」の仲間の優しさや励ましに甘えながら、写真をやめてしまう勇気も持てずに、ただ動いてきたというのが、正直な自分の姿であったと思います。
混沌とした思いがこの頃やっと少し落ち着いてきた気がします。
まだ整理棚にきちんと収められる程のことは出来ないまでも、震災で転がりまわってそのままになっていたものをかき集めて整理棚の前までは持ってきて、ホット一息つけるような、そんな状態まではきたようにおもえます。まだ気持ちの弱さは多分に残っていますが、これから頭の整理棚を整理して、外へ出て明るい日の中へ歩き出そう。そんな思いをめぐらす今日この頃です。
                                           
                                       2009年2月 田井直樹





えべっさん


おはよう


お日さま


ひかり藻のファンタジー1


ひかり藻のファンタジー2


フェイス


屋台にて


可愛い子


帰港


祈り1


祈り2


祈り3


鬼踊


航路


子鬼


春の色1


春の色2


春の色3


小春日和1


小春日和2


昇月


夕暮れ